犬と家とバツイチ

犬を育てています。人生と暮らしと結婚生活の弔いについて

2. マンションか戸建てか

語り尽くされたテーマその2。

 

わたしは実家もずっとマンションだったため、小学生の頃に1年間だけ居候をした親戚の家以外の全ての人生をマンション/アパートで過ごしてきました。なので第一に戸建てに対するアコガレがありました。

ただ、戸数やタイプがたくさん!ある区分マンションとちがって、戸建ては「ファミリー」を対象にしているので自然と大ぶりな物件になってしまうし、そもそも論としてマンションよりは価格的な負担が大きい。というイメージ。なのでここでも当初は迷いなくスーモでマンションを選択。「ペット可」「駅徒歩5分」「職場までだいたい30分前後」うん、高い。

別にマンションだからってぐっとお安いなんてわけはなく、普通にそれなりにそれなりのお値段なんですよね。この辺は自分の検索条件のせいで、それこそペット可じゃなくて都心でもなければまた結果は違ったのかもしれません。

しかも途中で気がついたのが、マンションは管理してもらえるといういい面はありつつ、管理費や修繕費を支払い続ける義務があるということ。さらに、それは築年数に応じて上がっていったりするということ。なにをどのように修理してっていう使い道も、当然個人の一存では決められない。

この辺で、わたしのマンションに対するテンションはかなり下がっていました。ええいと戸建てについて調べてみると、該当件数はとっても少なくなったしファミリータイプな広めの間取りばかりになって総合的な金額は確かに上がったけれど、面積と比較して考えたときにそんなに、そんなでもないじゃん、という印象。

 

いちばん大きかったのはマンションは結局区分所有者全員でそのマンションを共有していくわけで、ペット可だったとはいえペットに好意的な人が住むというわけではなくて、当然上の人とは天井を、下の人とは床を、両隣とは壁を共有しながら暮らしていくことになるわけで、50年とか経ってしまったら当時どんな素晴らしかったマンションとはいえ、売却ができるのかどんな形での売却になるのかもよく分からず、何事も住人の意見集めが必要で、ただ純粋に購入価格=自分の居住スペースのためにに消費する価格というふうにしか捉えられなかったことです。古い考え方なのかもしれないけど、戸建てであれば、火事で燃えようが、地震で倒壊しようが、最悪土地が残る。わたしの一存で更地にしてしまえば、そんな更地を欲しいと思う人もどこかにはいるだろうしまた自分でその時の時代にあわせた活用方法もあるかもしれない。それに今後この家を軸にしてひとりで生活することを考えたときに、ただの丸ごと賃貸だけではなくて、民泊やシェアハウスや貸し事務所などの「なんらかの運用」も幅広く視野に入れるためにはやはり管理団体や共同所有者のいない自分だけの土地と建物が必須だと考えました。その「なんらかの運用」を確立してからそれに見合った物件を本来であれば探すべきかとは思うのですが、それはそれとして自分の居住スペースの早急な確保が必要だったわたしは、とりあえずざっくりと「都内の戸建てを自力で買おう」という決心だけを固めたのでした

 

つづく!