犬と家とバツイチ

犬を育てています。人生と暮らしと結婚生活の弔いについて

1. 賃貸か購入か

毎日があっという間に過ぎて、はやいもので引っ越しから3週間程度が経過しました。ひとまずのデッドラインをなんとか乗り越えられて、くらしを営むことができています。なんとかここから2019年をかけて自分のおうちらしくしていければいいな。

数ヶ月かけて家探しなどに奔走してきたけれど、ひと段落ついてみれば恐ろしいスピードで記憶がフェードアウトしていっているので、2018年の自分を忘れてしまう前に一生懸命文章化していきたいとおもいます。

 

まずいちばん最初の課題は当たり前だけど「賃貸か購入か」

あらゆるところで語り尽くされたテーマですね。

すべてのことに言えることだけど、物事の判断基準には主観性と客観性の両側面があって、わたしは客観性があればあるほどいわゆるリスクは減っていくだろうと考えています。そうは思っているのだけど、振り返ってみると何もかもが主観に溢れててなんていうか人生ってそんなもんだよね。

 

前置きが長くなりました。

実家を出て賃貸を二つ経験したわたしは、今回引っ越しを迫られた際にも自然に賃貸情報を検索。条件は「都内」「ペット可」「駅徒歩5分」「職場まで30分程度」。

そしたら家賃、普通に10万とかかかることが判明。ペット可物件って自然とそれなりに立派なところになっちゃうんですよね。もちろん、もっとがんばって色々探せばもっと条件のいいところはあったと思う。でもなんだか「払っても払っても最終的には出ていく」という賃貸のシステム自体になんだかもう無理だ、と思った。自分のものにしたい。多分これは購入を決意した人の一番大きな動機だと思う。

賃貸にももちろんメリットはたくさんたくさんあって、なんなら不動産屋さんには賃貸を全力で勧められて一度真剣に考え直した。①今の高騰している時期の悪さ、②今後どうなるともわからない人生プラン、③離婚前後のメンタルでする衝動買いにしては大きすぎるという観点はそれはそれはごもっともだなと思った。わたしは金持ちでもなんでもない本当にごく一般的な会社員なので、そんなわたしが物件を買うということはもう居住用でしかなく、それはつまり自分が今後何年間何十年間も住み続ける土地を決めるわけで、それはどう考えても自分の人生の可能性を狭める行為だった。

でも、婚姻を解消したわたしの確定事項から考えたときに、今後どうなろうともとりあえず1歳の犬と暮らし続ける、ということはおそらく日本国内で生活し続ける、ということはおそらく給与水準や生活面や将来性から考えても都内で働き続ける、ということは都内でなにかにお金を払って住み続ける、というところまでは確定していた。そこは確定しようと思った。

 

だったら、いいじゃん。結果的にどうせお金払って住むなら、少なくともなにかが手に入る方がいい。この選択は結果的に、人生の選択肢を絞ることで他のことについて考えるコストも削減してくれた。ここは賛否が分かれるところだと思うけれど、他の可能性について考えることをやめられたことはわたしにとってとても快適なことです。

 

そんなこんなで2018年のはじめに、わたしは自分の名義のおうちを買おうと決意しました。

上記以外かつ最大の壮大な主観についてはこちらです。

つづく!